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猫の活動について望む事は・・・・・(^_^;) [意見]

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この猫は旭君、またはチョビちゃんといいます。典型的な地域猫として根づいて(生きて)います。
私が連れ去られたさくらちゃんの子ちょびちゃんかもしれないと毎日追いかけてこの場所までたどりつきました。
捨て猫防止会の代表の方に相談して捕獲、手術、をしてもらい耳にピアスをつけてここへ戻しました。
ちょうど餌やりのおじさんが担当する地区だったのでおじさんにお願いしてこの子の餌もあげて貰っています。
近所のお宅数軒にはあいさつをしてたべのこしたえさはかたずけています。私もここを通る時は必ず声をかけて
様子をみるようにしています。おやつをあげながら健康状態もチェック、何かおかしい時にはお薬をもらってきておじさんに餌といっしょにあげて貰っています。
この地域猫活動こそ細かくそして広く長く、やっていかなければならないとても重要なかつどうなのです。


アメリカではBEST FRIENDSという動物福祉団体があってそこではまさにこういうきめの細かいお世話をおこなっています。今やただの野ら猫問題ではなく、社会問題としてアメリカでは扱っているという事です。
そこに大きく関係している西山ゆうこさんという獣医師さんがいらっしゃいます。彼女は日本に帰国するたびに講演をして大切さを訴えてきました。
本当に猫のためを思ったら絶対にこれくらいのことはしなくてはいけないということです。
どんどん増える猫たちをじゃまだからといって捕獲しては安楽死させるという安易な方法では完全には猫はいなくはならないという事が分かっています。だからといって避妊、去勢の手術だけやっていけばいいかというとこれもまた違う、それは野ら猫たちだって生きる権利、しかももう少しましな環境で生きるという権利があるということだからです。アメリカではTNRといってTRAP(捕獲)NEUTER(手術)RELEASE(放す)つまり、捕獲して手術をしてまた元のところにもどすという方法を考案し、愛護団体を中心に行政や個人のボランティアと協力してここ10年ほどの間に大きな成果をあげてきました。
西山さんはこれがとても素晴らしい効果を生んでいると分析、日本でも広まることをすすめています。

アメリカでもそれまでは個人がただ単純に捕獲して安楽死をさせる施設に送っていただけだったようですが、それだと逆にいなくなった場所に新たな猫が移動してきてそこでまた繁殖するという悪循環をつくってしまうというのです。しかし、手術をして戻すと固体はそのままなのでテリトリーを犯すことなく一代で自然に消えてなくなるので。どんどん頭数は減っていくということです。
しかし、そうはいっても、ただ返しただけでは生きていくのに大変です。
餌、掃除、健康管理、と最低ではあっても面倒を見てくれる方がいなくては過酷な自然との闘いや病気やけがなどほんとうに猫達をとりまく環境は生優しいものではありません。
TNRはそういった意味でもいろんな方の協力が大切なわけで、西山さんもその辺を強く説明し訴えています。



アメリカのTNR、日本では地域猫活動これは猫にとっても人間にとっても大変良い方法であり進めていく事こそが大切です。どうかその事に耳を傾けて下さいとお願いしたいです。

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