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線引とマニュアル [地域猫]

朝の川.jpg
9日朝の散歩で

この所いろいろな地区での相談に悩んでいます。家の周辺に来ている猫に餌をやっているうちに仔猫を連れて来るようになった。そしてだんだん増えて・・・・さて仔猫はどうしよう、大人の猫達は・・・・といういつものパターンです。パターンは同じでも餌をやる方はそれぞれです。事情や状況が違うので時間帯とかやり方も違っています。こういう方達から直接お話しを伺っているといろんなことが分かってきます。

特に立ち入ったことはお聞きしないのですが、やはり皆さん日ごろ思っている事、かかえている問題にこころを痛めたり、悩んだり、とても精神的に大変らしくいろいろお話下さいます本当に困っていると言う事が伺えます。
その一番の悩みは近隣住民・ご近所とのトラブルでしょうか、確かに猫が嫌いと言う方には餌をやるおばさん達の姿はちょっとおもしろくないのかもしれません。でもだからと言って言われるままに追い払われて小さくなってしまうのも違うと思います。猫が好きな人だって、人間ですから、怒られたり追い払われたりしたらショックです。
私たちボランティアは両方の立場の間を取り持って何とかもめごとを起こさず上手くいくようにと考えてこの地域猫活動を進めて(勧めて)います。
また保健所や愛護会とも相談したり協力したりしながら根本から上手くいくようにして行きたいと考えています。

そのためにも一応「こちら肉球クラブ」としてのマニュアルを作りました。
とても簡単でシンプルですが、ボランティアをやるうえでもこの決まり事に沿って活動すればとりあえずいいのではないかと思います。
その一つに仔猫の里親募集の月齢ですが3カ月までとしました。1~2カ月だと一番理想ですが、このくらいが一番貰われやすいので、3カ月以上になると人間にも慣れにくくなります、一時預かりにもちょっと大変です。
やはり人間に懐くことが一番の条件で仔猫にとっても自然に生きる事の大変さと人と共存する事の大変さのどちらが良いのかと考えた時、現場の判断によるのですがある程度の線引をしなくてはなりません。非常に辛い決断でもありますがもちろんねこの一生にも関わるので慎重に決めます。

捕獲して、手術して、もとの場所に戻すそしてその場所で餌をやり掃除をして3~5年の寿命をまっとうしてもらうまで見守る、このTNR活動を順調に機能させるためにも、そこの餌やりさんの精神的ストレスを無くするためにも
私たちのできることをやって行きたいと思います。

実は昨日ちょっと問題のある地区の方たちとお会いしてお話を伺いました。
地域猫の説明と今後どうしたらいいのかを決めました。
市内のいたるところの問題もこうして一つずつやっていくしかないということです。
ちょっと責任とその重さに引いてしまいそうですが何とか頑張りたいと思います。

昨夜は仲間の一人、レモンちゃん(元エキャットちゃん)の飼い主さんのNさんが初めての捕獲を中心になってやって下さいました。一度に4匹保護出来ました。
この事に関してカンパいただきました皆さまありがとうございました。また「こちら肉球クラブ」としましても、グッズの売り上げ金や蓄えを出して手術代に当てさせていただきました。ご協力感謝いたします。
これからもまだ数か所控えています。ひきつづきご協力お願いいたします。

空と川鵜.jpg
飛んでいる鳥は川鵜です。数羽が朝ごはんを食べ終わって飛んで行きました。

ある朝.jpg
白鷺とあお鷺が仲良く並んでいます。

穏やかな朝のいつもの風景です。この河原にも沢山の猫が捨てられ命を落として行きました。
餌をやっていたおじさんもいなくなってしまいました。
ここにすてないで欲しいのですが、河原は3キロくらいに渡ってあちこちで繁殖しているようです。
環境省のポスターを貼らせてもらいたいとある所に頼んだのですが断られてしまいました。
何とかポスターだけでも早急に貼って猫の捨て場にならないようにしたいです。


10月31日の3匹ですがそれぞれにトライアルに入りました。多分このまま決まると思います。
お問い合わせ等ありがとうございました。
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