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寅の助君の旅立ち [お知らせ]

茶トラエイズの放浪紳士だった寅の助くんのその後です。
お世話してくださっていました。Mさんからの連絡です。
以下↓そのまま掲載します。

「悲しいけれどお知らせです。
1/18にトラトラが虹の橋へ旅立ちました。

クリスマス~年末にかけて徐々に予兆はあったのですが
お正月まではこんなこと↓↓↓してたのでこちらも
安心していたところがありました。

クリスマス頃から徐々に食べられなくなり
お正月明けからは水だけで2週間、
それでも膝に乗りたくてフラフラになっても歩いている姿を
見ているこちらが辛くて辛くてどうにもなりませんでした。

何かの本で
「人間も動物も枯れるように逝くのが一番ラク」
「身体が死に向かって準備しているところに
点滴や強制給餌は苦しめるだけ」
と読んだ記憶があってそのように心を決めていましたが
実際目の前にするとかなり揺らぎました。
こんなに生命力が強いなら、今、何かすればよくなるかもしれない、
と何度も病院へいこうかと迷いました。

今まで沢山の最期がありましたが
いつもいつも同じ事で迷って今回も同じ事で迷って
結局、ああすればよかったかも、こうすれば違っていたかも、
何を選択しても後悔するのはわかっているのですが、、、
ちっとも成長していません、私。



トラトラが家に来たのが
24年暮らした黒猫が亡くなって半年のころでした。
初めて会った瞬間からものすごく懐いていて
私たち家族には黒猫がちょっとだけ戻ってきてくれたようでした。
思い返せば一緒に連れてきたカイセンのダニ!やお腹の虫、
よだれ!よだれ!で毎日大変だったけれどもう少し一緒にいてほしかったです。
今、トラトラがいなくなってな~んにもお世話することがなくなって
なんだか気が抜けた毎日です。


どこから来て
名前も、いくつなのかも、わからなくて
ここで最期を迎えたけれど
本当のお家に(元の飼い主さん)帰りたかったのかな?
トラトラにしかわからないけれど、ここでの暮らしは
どうだったのかな?きいてみたいです。
先日、お世話になった病院に報告にいって御礼を言ってきましたら
今日、病院からお供えのお花が届きました。
終わりよければーーーと言いますが
良かったかどうか、本当の気持ちはとらとらにしかわからないけれど
放浪したまま誰にも気がつかれずに最期を迎えるより
見届ける人がいて、お供えのお花まで頂けて、きちんと供養できて、
よかった、と思うようにしています。」

お正月の頃に撮ったという写真です。
寅の助.JPG

寅の助くん.jpg

寅の助くん2.JPG


以前ご紹介した記事は
こちら

こちら

こちら

寅の助君のご冥福を祈ります。
そして、Mさんありがとうございました。m(__)m

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このメールをいただいた少し前に、一時預かりをお願いしているメンバーのMさんから連絡が有りました。
実は、会の方で保健所から引き取った、たける君が膀胱に癌らしきものが発見されたという事で治療を始めていたのですが、病院の先生と直接お話を伺って、それが悪性の物かどうかまだわからないという事から、手術をしても良いのか、抗がん剤や、点滴、レントゲン、組織の採取等々やれることはいろいろあれど・・・・・・どうしましょうか?という事になっていました。
治療をして助かるなら今ある会のお金を全部使ってでも、Mさんの仕事の合間の時間も削ってもらってでも何とかしたいとは皆思いましたが、どうやらそんな具合にはいかないのではという先生の説明もあり、今後は緩和ケア的な治療のみお願いできれば良いのではと思っていた矢先、昨日の朝、もう水も飲めない、体重も2キロ台になってしまっている、という事でどうしたらいいのかという連絡でした。

とりあえず病院に連れて行ってもらって、カテーテルの処置をして流動食を入れてもらい、体力をつけてという事になりました。
ですが、今朝また状態は悪化しました。Mさんもとても心配して仕事の合間に急いで家に帰って病院に連れて行くという事でしたが・・・・・・余命は1っか月と言われてしまったそうです。
寅の助君の例もあり、私の考えもあり、一か月の余命をたける君にとって一番好きな人の側で、暖かく静かに過ごさせてあげたい、それだけでも十分なのではと思いました。

沢山のできる事は有ります。動物の医療も進んでいます。最後までそれをやって延命した方が良いのか、人間の気持ちを優先するのではなく、自然に逝かせる決断をするのが良いのか、どちらが正しいとか間違っているとかではなく、犬や猫の寿命に沿った最期を迎えさせてあげたいそう思います。たける君は前足をトラバサミらしきもので欠損、引き取ってから、エイズキャリアと分かりました。その症状も出てきて、さらに血尿、病院の尿検査とエコー検査で1.6センチ腫瘍があるとの事。その時点で入院させて、毎日抗生剤と痛み止めと数種類投与。
手術は様子見て。今後病理検査も体調が良くなってから検討・・・・という状況の中、看取りのボランティアさんに託した方が良いのかもしれない、という事で先日の譲渡会では、募集のポスターも作っていきました。
が病気はその間にもどんどん進んでいたようです。

たける君ブラッシング中.JPG

一か月間どうか苦しまずに穏やかに過ごせますように祈っています。

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