猫の足跡・・・・(`A´)

外にある大きな駐車場等に車を止めていると猫達がこうして車の上に上って昼寝をしていたりします。肉球の跡や泥だらけにされていやな思いをされた方も多いはずです。猫が好きと言う人もいくらなんでも足跡だらけでは
(^_^;)ですよね。ましてや猫が嫌いだ！という方にとっては腹の虫がおさまらないのも無理はないことだと思います。先日の糞尿の問題どうように、このような外の駐車場に止めてある車に猫が乗って汚されるのは大変困るので何とかならないかという問い合わせがありました。
今回もまた日本捨て猫防止会の東京本部に電話で相談をしました。アドバイスをいただきましたので、お困りの方は参考になさってください。

先ずはシートをかぶせてしまうのが一番なのですが、毎日それをやるのは大変ということで、車の前の部分ボンネットのところにアルミ系のシートをかけておくといいそうです。エンジンを止めほどよくあたたまった場所は特に
寒い秋から春咲きにかけて猫達のいごこちのいい場所になります。冷たい体を温めるにちょうどいいわけです。
ところが今は逆に熱くなっています。シート等をかけるとさらに表面は熱いです。ねこは絶対に上りません。
そこでここは熱くて怖い所と学習します。
さらに、水鉄砲や前回のようにポリバケツに水を用意して、上っている猫のお尻に向かって水をかけます。
そうするればここはもっと恐ろしいところと認識します。
車の持ち主さんの防衛できるちょっとした工夫です。猫は大変学習能力が高く、ましてや外にいるの猫は生きるために必死です。自分が嫌な目に合うのを一番さけようとします。
アルミ系のビーチシートを防護のためにかけたり、１００円ショップの水鉄砲でお水をちょっとかけるだけでこの不快な足跡問題は解決されます。

また、前回の糞尿問題の時のトイレを設置してと言う事についてですが、これはねこが嫌いな方がやる必要はありませんあくまでもお世話をしている方、飼い主さん、などが設置、お掃除をするべきです。
ご飯をあげている責任上、排泄まで世話をするのは当たり前です。時間を決めて設置したトイレの砂を点検しましょう、新聞紙やいらなくなった保存袋などを持っていけばあっという間にかた付きます。
嫌いな方にこれをさせるのは酷なことです。あくまでお世話をしている者がやって下さい。

たかが猫ですが、野猫にしたのは人間の身勝手からです。その猫をかわいがるのもうっとおしく思うのもまた人間のかってです。ですがその勝手な気持ちが対立して結局とばっちりがいくのは猫たちです。
あくまでも共存すること、好きな人と嫌いな人が対立するのではなくお互いが気持ちよく生活できること、これが一番です。なので、ちょっとした協力で快適に暮らしましょう。

そして、本部の代表の方も言っておられましたが、これ以上増やさないこと、今ある個体で最後になるよう、避妊去勢の手術を徹底しましょう。
動物福祉協会では９月、１０月、１１月、１２月の第２土曜日と日曜日にキャンペーンとして手術を行っています。
メス１万円、オス６千円です。助成金は使えませんのでこの金額を負担していただくこととなります。
捕獲用のオリはそのキャンペーンの時に貸し出しています。

これだけでは追いつかないので今こちらでもちょっとした計画を考えています。
さらに安くいつでも手術ができるように、捕獲器の貸出、独自の獣医師の要請、保健所との連携などです。
この計画がすすめばさらに野猫は増えることはありません。
嫌いな方にも迷惑がかからないようになります。是非とも実現したいところです。

また、これから飼う飼い主さんには完全室内飼いを薦めています。
猫にとって自由に外を歩き回るのと家の中にいるのとどちらがストレスか本当のところは分かりません、ですが
病気の伝染や交通事故、迷子などの心配はなくなります。ストレスフリーの工夫はいろいろできます。
完全室内飼いで上手くいっている猫ちゃん達、飼い主さんも沢山います。
どうしても心配ならば犬のように散歩を考えるのもいいでしょう。猫の散歩グッズも沢山出ています。
是非よろしくお願いします。