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8月8日、世界ねこの日 [保護猫]

アメリカの大きな団体が、8月8日を世界的に猫の保護について考えましょうという事で記念日になったのだそうです。

日本では2月22日とか、他の国でも違う日を記念日としていますが、8月8日は特別に世界的規模での猫の日となっているようです。
今更ですが、毎年、記念日と分かっていても何をするのか猫をどうするのか(笑)
猫はそれだけどこにもいます。世界中にいる身近な生き物です。
嫌いな人も好きな人も、飼ってる人も、いない人も、猫とのかかわりをちょっと考えてみる日という事で「世界ねこの日」を過ごしてみませんか?

今日も市内のどこかで捕獲や搬送不妊化手術が行われています。
行政に相談すると・・・・「外にいる元気な猫を保護する法律はない」と言われてしまうそうですが、それはおかしな話です。TNRもTNTAも、市民の協力でやっていますし、法律で動くという事は無いです。
仔猫がかわいそう行く末を案じて保護しよう、成猫には不妊化手術をしてそこで生きていけるご飯をあげることで生きる権利を保障しよう、もし懐いていたら里親募集も考えましょう、という事で私達ボランティアもできる限りの事をやっています。
法律でどうにかなる問題ではないです。なんでそういうこと言うのかなぁと悲しいです。

仔猫たち、皆かわいい盛りです。一か月はあっという間に過ぎて体格も大きくなっていきます。
見た目は大人の猫と変わりなく1歳にすぐなってしまいます。
保護する意味、仔猫時代から猫の青年期までの事を考えて不幸な猫を減らすことを考えてください。

来月は「動物愛護週間」も有ります。愛護法の改正に向けて政治の方でも動いているようです。

猫の保護、なぜTNTAするかを今日だけでももう一度整理したいと思いました。


私が一時預かりをして最後に里親さんにつないだ子、ミケ千世ちゃん・2014年でした。
この後から一時預かりチームメンバーに任せて私は事務方に徹しています。
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ねこの繁殖能力.jpg

6月にまとめた「ねこの繁殖能力」の冊子、メンバー内にのみ配布しましたが、希望する方にも差し上げています。
これでなぜ、猫が増えてしまうのか、その生態の詳細が分かります。そしてその必要性とか、TNTAの意味とかも・・・・

また、あるボランティアさんが書いた小説「たま、お日様はこっちだよ」という話を読んで感動したのでその感想を書きました。もう販売していない本ですが古本屋さんには残っているかもしれません
その感想をこの「世界ねこの日」に記録として残したいと思います。

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昭和30年40年代の一番良かったころ、子供時代を過ごした方の心の中にある日本の原風景
自然や・近所や街並みがそっくり思い出される。
家の前にあった田んぼ・・・温泉の湧き出ていた小さな小川のメダカたち・・・瓦屋根の上を飛び歩いたり建設中の家の中に入って遊ぶことも、手も膝も良く擦りむいていたっけ、子供時代はしたい放題、やりたい放題だった気がする。

犬を飼いたいと思っても転勤族の自分はあきらめた。
猫もそう、野良ネコはあちこちにいたように思う、真っ暗になるまで外で猫と遊んでやはり親に怒られてその夜熱を出したことも・・・・

今の子供たちにはない素敵なあの、昭和のにおいがこの小説から匂ってくるのを感じた。
たまという名前のついた野良猫の存在が作者のその後の運命を決めるきっかけになるとは・・・・
もう一人のMさんも同じ、二人は大人になってボランティアを始めた。
猫の命と向き合う事は非常につらい面が多い、肉体的にも物理的にもそして経済面、精神面、お二人はそこを支え合って、沢山の心を同じくする仲間と出会って、故郷の猫たちのため力を尽くしている。

私も猫が好き、人生半ば?いえ晩年?折り返し地点かもしれないときに活動と出会い、猫を知り家に迎えて家族にした。かわいい、かわいいだけではない大変なお世話もある、活動にはそれなりの人間関係の問題も絡んでくる。昭和の良き時代の雰囲気とは違う嫌な気配もたくさんある。
でもあの原風景は忘れない、私が熱を出し寝込んでいる間に暗くなるまで遊んだあの子はどこかへ行ってしまってそれっきり、確かキジトラだった様なかすかに記憶が残る・・・・出会ったすべての猫たちの幸せのために今私は力を尽くしたい、頑張る仲間とともに、「たまお日様はこっちだよ」という話は小説とはいえ実体験に基づいていることが何よりの感動、それも分かち合いたいと思った。
この今の時代は猫にとって少しだけ優しくなっただろうか?TNTAは本当に猫たちに良い方法?と考えながら、模索しながら、それを信じて進んでいくしかないかな?どこかへ行ってしまったキジトラの記憶とこの本のお話の内容をいつも初心と思って、これからも活動を続けたいと思っています。
「たま、思い出させてくれてありがとう、おばさん、頑張るね」


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