里親募集の仔の家族

仮の名ジャックと名付けられていたオスの３カ月くらいの仔です。本日ステキな家族が決まりました。
どうぞよろしくお願いします。

先週の木曜日の午前中１１時くらいでした、突然ドアのチャイムが鳴り出てみると・・・・あらぁ！とびっくり、
先日の火事で大変な目にあった例のお宅の娘さんでした。
「すみません突然じつはお願いがあって・・・・」と何やら緊迫した様子でした。我が家には近所の方に聞いて訪ねてきたそうです。
そのお宅に３日ほど前から黒い子猫が降って湧いたように現れたそうです。とっても人懐っこくて、おとなしくトイレもちゃんとできてしつけがされているようなのですが、｢片方の目が見えないんですよ、っていうか初めからないような、病気なのかどうかちょっと分からないのですが」
｢お医者さんへは連れて行ったの？」「それがお店があって行ってられないんですよ、おまけにお客さんが嫌いな方とかいて、おいておけなくてぎりぎり今日の夕方まで置いておけるのですが、何とか里親さん探してもらえませんか」えええええ！そんなぁ、だって数時間しかないじゃない。
それでもし見つからない場合はどこかに置いてこなくてはならないというのです。先住猫たちは大人の猫ばかりで仔猫を嫌がってるし、お母さんは昼間留守になっちゃうし、どこへも置いておけないというのです。
「分かった、何とか探してみるね」(^_^;)
とは言ったものの、それから大電話作戦です。お昼御飯もそこそこに片っ端から聞いてみましたが好い返事がかえってきません。どうしよう～と諦めかけてパソコンのメールをチェックしたら！
「うそ～ぉ！」と思わずさけんでしまいました。
「里親、もしくは一時預かりをやってもいいですよ」というメールフォームからのお申し出があったのです。
しかも始めての方でした。
「この間の日曜日に子猫が袋に入れられてガムテープで閉じられて捨てられていたのを保護したのですが昨日
里親さんが見つかって引き取ってもらったんですよ、そしたら急に寂しくなって、どこかに募集してないかなぁと
ネットをさがしましたらここが見つかって」というお話でした。
それって遺棄されていたってことでしょ、犯罪ですよ！５０万円の罰金ですよ！と言うのも忘れて、
「ちょうどよかった、こういう仔がいるんですが・・・・」と直ぐ電話をしてしまいました。（*^_^*）
お家がちかいこともあって奥様と直ぐお見えになりましたがここにはいないんですと事情を説明して、先方のお店に連絡もう一度５時にお見合い、いいぇ、もう引き取ってもらいたいとお願いしました。
そして我が家でお見合いをしてもらいました。目のことが気になっていたようですが、とてもきれいでおとなしくて
かわいかったのでとりあえず非惨な状態ではなかったという事でお家へ連れて行ってくださいました。
翌日、病院で診察してもらうといろいろ分かったようです。今治療をしてもらっています。お薬がきいてだんだん良くなってきているよう、開いている片方の目はなんとか無事にすみそうです。ご飯もいっぱい食べてとても元気にしているようです。そこで本日あらためて報告にいらして下さいました。
「あの子は家のこにしますよ」良かったです。素敵な家族ができました。ジャック良かったね。
ちょこっとだけ抱っこした時私のことをじーっと見つめて小さく鳴いていた顔が忘れられません、幸せになってくれればこんな嬉しい事はありません、保護していた方もとても喜んでいました。
そして「ジャックのためにお友達もいてもいいかなって思ってるんですよ」奥様とよく相談されて、今ここにいる
３匹のうちの一匹はどうでしょうかねとお願いしておきました。
だいたい月齢も同じくらいですし、ジャックくんの病気が治ったら考えてみてくれるそうです。
何だかとっても運命を感じます。ジャックくんは「きっと副猫になりますよ」と保護された方もいっていました。
強い生命力、運の強さ、きっとご家族にとってもよい家族になるのではないでしょうか。


にぼしちゃん


さびちゃん


むむちゃん

よろしくお願いします。


追記です（*^_^*）

本日の午前中サビちゃんの家族が決まりました。
一時預かりさんのお知り合いの方です。猫をすでに飼っているベテランさんで、去年良く似た子を亡くされて寂しい思いをしていたとか、ちょうどサビちゃんの事をお話して決まったようです。
決まる時ってあっという間ですよね。もうびっくりです。ありがとうございました。
引き続きにぼしちゃんとムムくんはよろしくお願いします。