さよなら,のらじい [お知らせ]
シェルターでお世話になっていたのらじいが昨日の夕方4時50分亡くなりました。
14歳以上にはなっていたのでいつかそういうこともあるかなと覚悟はしていましたが、知らせを聞いたときは
本当に悲しかったです。冥福を祈りたいと思います。
のらじいちゃんは、大門という善光寺の近くを縄張りにしていた子でした。誰かが捨てていったということらしいです。去勢の手術はしてありました。餌もかなりの年月をどなたかがやっていたようです。
ということで何歳なのかどこから来た子なのか全くわかりませんでした。
ある日メンバーの娘さんとお孫さんが大門付近を歩いていたらニャーニャーといってついてきたので優しく話しかけたらその後離れなくて困ったという電話がかかってきました。歩くとついてくるし、にゃごにゃご話しかけてくるし・・・・困ったぁというわけです。仕方がないので抱っこしたら抱っこもできるということで保護してもらいました、動物病院でみてもらうと、「何年か前にこの子うちで手術やってるよ」と先生に言われました。エイズキャリアですが
結構元気でまだまだ大丈夫と言われて引き取ることに、一時預かりさんが手いっぱいだったのでシェルターの住人にしてもらいました。
皆の人気者で、だれにもなついてシュエルターの代表が看板猫だったと言ってくれました。
始め引き取った猫達がギャル猫ばかりだったので、爺ちゃん一人天下で良いよねとメンバーとも話していました。最近食欲がなくなってごはんが食べれてないというので心配だったのですが、容体が急変して病院に連れて行ってそのまま病院で亡くなったということでした。
最期に安らげる場所で穏やかに数年を過ごせたこと本当に良かったと思います。
シェルターの皆さん、お手伝いのメンバー、お世話本当にありがとうございました。
この画像は21日に当番に行ったOさんが撮ってくれたものです。これが最後の画像となりました。
シェルターの代表からのらじいを送る文を送ってもらいましたので掲載させていただきます。
こちら肉球クラブのブログをご覧の皆様へ
ねこの命をつなぐ会の代表のSです。
のらじいは、3年半前のシェルター立ち上げから間もなくの頃に
こちら肉球クラブから縁あってこちらに来ました。
長野市保健所から引き出した人馴れしていない猫たち10匹の中で、
のらじいは、当会のメンバーや当番さん、お客さんの誰にでも、
入口まで出迎えて挨拶してくれました。
唯一の雄猫(去勢済みではありますが)らしく、シェルターを守る
といった使命感を持っていたようにも思います。
武骨なところがありつつも、優しくそして人懐こくて可愛いところもあり、
たくさんの子猫がシェルターに来た時も、他の雄猫が来た時も黙って受け入れて
くれました。
シェルターから新しい家族のもとへ送り出した猫たち、残念ながらシェルターで
猫生を終えた猫たち、たくさんの猫たちをのらじいは見送りました。
しかし、寄る年波にここのところめっきり体重が落ちてガリガリになり、
シェルターに来た時以上に痩せてしまいました。
もともとエイズキャリヤで腎臓も悪く、2週間前から歯が抜けたところから頬に
穴が開き、治療を続けましたが食事が思うように摂れず、どんどん衰弱してしまい、
ついに天国へ旅立ちました。
今年放映された2月22日のチャンネル4や、5月に放映されたNNNドキュメンタリー14にものらじいは映りました。
改めて観直すと元気なころののらじいの姿があり、涙がこぼれました。
私が看取りたかったのですが、急に逝ってしまったのでそれはかないませんでした。
最期の顔は、安らかで眠るように逝ったんだと思うと、
「頑張ったね。お疲れ様でした。そしてありがとう。でもさびしいよ。」
としか言えません。
誰も知らないのらじいを紹介すると、毎晩夜に行って転寝したとき、そっと背中に乗ってきて動かなかったのらじい、また、別な日は腕枕したり、添寝してくれました。夜中2時過ぎに「帰らないのかい」と起こしてくれた時もありました。
いやなことされると歯がない口でパフパフとかみつき、大きな声で叫んだこともありました。
ブラッシングの時は目をつむり顎をぐっと伸ばして喉の下が一番気持ちよさそうにしてました。
のらじいは、最初は誰かに飼われていた猫だったと思います。
どうして野良になったか経過はわかりませんが、いろんな人と関わり
何とか生き延び、シェルターを終の棲家として猫生を終えました。
たくさんの人に愛されて幸せな最期だったと信じています。
あ、人に心を許してくれない猫たちにもモテモテでした。
そして新しく入ったぺろに後のことを託していったようです。
たくさんの猫と関わりいくつかの命を看取りましたが、のらじいは私にとって
大事な大事な猫でした。
シェルターのシンボルとしてずっとのらじいの顔は残しておきたいと思います。
子猫の可愛い時期から、大人猫、老猫になっても変わらず愛情を注いでほしい。
病気になったらきちんとケアしてほしい。
動物を飼う人は、みな最期まで面倒を見てほしい。
改めて、無責任な飼い方をしないための啓蒙活動をしていくことが大事だと
思います。
皆様、ありがとうございました。
2014年12月24日
追伸
のらじいは今日火葬し、お骨になってシェルターに戻り、暖かい春を迎えたら、
11月3日に先に天国に旅立ったミミと一緒に散骨します。
Sさんありがとうございました。m(_ _)m
写真提供のOさんのブログ「猫頭のボランティア日記」にてシェルター内の最近の様子を書いています。
猫達悲しそうです。(ノД`)・゜・。 泣けてきます。
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さて、今度はまたまた私たちにとっても初の件ですが飼い主さんが交通事故にあわれてどうしても飼育が続けられないということで何とかしてほしいと電話がかかってきました。
いくらなんでもボランティアの範囲内でやれることしか思いつかず。最初はそのお宅へ行って猫の世話をするということで進めようとしたのですが、メンバーの二人にそれぞれ様子を見に行ってもらったところ、電話の話よりも現状はさらに大変ということがわかり、早急に対策をとらなければならなくなりました。
こちらの一時預かりも全員手いっぱい、予約も来ていました。さらにシェルターも全くの一杯一杯でとても余裕がないということで断念、ほけんじょへのそうだんも検討したのですが、保健所自体もうすでに譲渡会前に一杯になってしまってこちらも余裕なしでした。
14歳、メス3匹をどうしたものか、皆であれこれ検討しました。
左のサビ猫はさくらちゃん・右の濃い三毛はつきみちゃんです。この2匹は仲がいいそうです。つきみちゃんは口内炎でちょっとかわいそうなことに・・・・・(^_^;)
こちらの黒サビはあんずちゃん、さくらちゃんと姉妹関係です。つきみちゃんとは相性が良くないようです。
そういうことも考えて保護引き取らなくてはなりませんがそうも言っていられないということで、飼い主さんの腕が不自由になって世話ができなくなってしまっている今、なるべく早くそのお宅から出さなくてはかわいそうということで、検討を重ねた結果。一時預かりのMさんが一肌脱いでくれることになりました。
どうしても負担をかけたくなかったのですが、ほんとうにその選択しかなくMさんには申し訳ないと思いながらもお願いしました。そして予約では入っていた仔猫2匹を別のメンバーが預かってくれることになりました。
来年の春になったらまたバトンタッチも有りということで進めることになりました。
24日いよいよ引き取ります。そこで血液検査を始め風邪や口内炎の治療もしてもらいます。
会のお金が底をついた今その治療費もなかなか難しいのでお気持ちのある方のご寄附をお願いします。
左のサイドバーにもリンクを張っていますが
「長野県みらいベース」というところに登録していますので、こちらへの寄付の振り込みをどうぞよろしくお願いします。
この子たちは里親募集はしません。
14歳以上にはなっていたのでいつかそういうこともあるかなと覚悟はしていましたが、知らせを聞いたときは
本当に悲しかったです。冥福を祈りたいと思います。
のらじいちゃんは、大門という善光寺の近くを縄張りにしていた子でした。誰かが捨てていったということらしいです。去勢の手術はしてありました。餌もかなりの年月をどなたかがやっていたようです。
ということで何歳なのかどこから来た子なのか全くわかりませんでした。
ある日メンバーの娘さんとお孫さんが大門付近を歩いていたらニャーニャーといってついてきたので優しく話しかけたらその後離れなくて困ったという電話がかかってきました。歩くとついてくるし、にゃごにゃご話しかけてくるし・・・・困ったぁというわけです。仕方がないので抱っこしたら抱っこもできるということで保護してもらいました、動物病院でみてもらうと、「何年か前にこの子うちで手術やってるよ」と先生に言われました。エイズキャリアですが
結構元気でまだまだ大丈夫と言われて引き取ることに、一時預かりさんが手いっぱいだったのでシェルターの住人にしてもらいました。
皆の人気者で、だれにもなついてシュエルターの代表が看板猫だったと言ってくれました。
始め引き取った猫達がギャル猫ばかりだったので、爺ちゃん一人天下で良いよねとメンバーとも話していました。最近食欲がなくなってごはんが食べれてないというので心配だったのですが、容体が急変して病院に連れて行ってそのまま病院で亡くなったということでした。
最期に安らげる場所で穏やかに数年を過ごせたこと本当に良かったと思います。
シェルターの皆さん、お手伝いのメンバー、お世話本当にありがとうございました。
この画像は21日に当番に行ったOさんが撮ってくれたものです。これが最後の画像となりました。
シェルターの代表からのらじいを送る文を送ってもらいましたので掲載させていただきます。
こちら肉球クラブのブログをご覧の皆様へ
ねこの命をつなぐ会の代表のSです。
のらじいは、3年半前のシェルター立ち上げから間もなくの頃に
こちら肉球クラブから縁あってこちらに来ました。
長野市保健所から引き出した人馴れしていない猫たち10匹の中で、
のらじいは、当会のメンバーや当番さん、お客さんの誰にでも、
入口まで出迎えて挨拶してくれました。
唯一の雄猫(去勢済みではありますが)らしく、シェルターを守る
といった使命感を持っていたようにも思います。
武骨なところがありつつも、優しくそして人懐こくて可愛いところもあり、
たくさんの子猫がシェルターに来た時も、他の雄猫が来た時も黙って受け入れて
くれました。
シェルターから新しい家族のもとへ送り出した猫たち、残念ながらシェルターで
猫生を終えた猫たち、たくさんの猫たちをのらじいは見送りました。
しかし、寄る年波にここのところめっきり体重が落ちてガリガリになり、
シェルターに来た時以上に痩せてしまいました。
もともとエイズキャリヤで腎臓も悪く、2週間前から歯が抜けたところから頬に
穴が開き、治療を続けましたが食事が思うように摂れず、どんどん衰弱してしまい、
ついに天国へ旅立ちました。
今年放映された2月22日のチャンネル4や、5月に放映されたNNNドキュメンタリー14にものらじいは映りました。
改めて観直すと元気なころののらじいの姿があり、涙がこぼれました。
私が看取りたかったのですが、急に逝ってしまったのでそれはかないませんでした。
最期の顔は、安らかで眠るように逝ったんだと思うと、
「頑張ったね。お疲れ様でした。そしてありがとう。でもさびしいよ。」
としか言えません。
誰も知らないのらじいを紹介すると、毎晩夜に行って転寝したとき、そっと背中に乗ってきて動かなかったのらじい、また、別な日は腕枕したり、添寝してくれました。夜中2時過ぎに「帰らないのかい」と起こしてくれた時もありました。
いやなことされると歯がない口でパフパフとかみつき、大きな声で叫んだこともありました。
ブラッシングの時は目をつむり顎をぐっと伸ばして喉の下が一番気持ちよさそうにしてました。
のらじいは、最初は誰かに飼われていた猫だったと思います。
どうして野良になったか経過はわかりませんが、いろんな人と関わり
何とか生き延び、シェルターを終の棲家として猫生を終えました。
たくさんの人に愛されて幸せな最期だったと信じています。
あ、人に心を許してくれない猫たちにもモテモテでした。
そして新しく入ったぺろに後のことを託していったようです。
たくさんの猫と関わりいくつかの命を看取りましたが、のらじいは私にとって
大事な大事な猫でした。
シェルターのシンボルとしてずっとのらじいの顔は残しておきたいと思います。
子猫の可愛い時期から、大人猫、老猫になっても変わらず愛情を注いでほしい。
病気になったらきちんとケアしてほしい。
動物を飼う人は、みな最期まで面倒を見てほしい。
改めて、無責任な飼い方をしないための啓蒙活動をしていくことが大事だと
思います。
皆様、ありがとうございました。
2014年12月24日
追伸
のらじいは今日火葬し、お骨になってシェルターに戻り、暖かい春を迎えたら、
11月3日に先に天国に旅立ったミミと一緒に散骨します。
Sさんありがとうございました。m(_ _)m
写真提供のOさんのブログ「猫頭のボランティア日記」にてシェルター内の最近の様子を書いています。
猫達悲しそうです。(ノД`)・゜・。 泣けてきます。
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さて、今度はまたまた私たちにとっても初の件ですが飼い主さんが交通事故にあわれてどうしても飼育が続けられないということで何とかしてほしいと電話がかかってきました。
いくらなんでもボランティアの範囲内でやれることしか思いつかず。最初はそのお宅へ行って猫の世話をするということで進めようとしたのですが、メンバーの二人にそれぞれ様子を見に行ってもらったところ、電話の話よりも現状はさらに大変ということがわかり、早急に対策をとらなければならなくなりました。
こちらの一時預かりも全員手いっぱい、予約も来ていました。さらにシェルターも全くの一杯一杯でとても余裕がないということで断念、ほけんじょへのそうだんも検討したのですが、保健所自体もうすでに譲渡会前に一杯になってしまってこちらも余裕なしでした。
14歳、メス3匹をどうしたものか、皆であれこれ検討しました。
左のサビ猫はさくらちゃん・右の濃い三毛はつきみちゃんです。この2匹は仲がいいそうです。つきみちゃんは口内炎でちょっとかわいそうなことに・・・・・(^_^;)
こちらの黒サビはあんずちゃん、さくらちゃんと姉妹関係です。つきみちゃんとは相性が良くないようです。
そういうことも考えて保護引き取らなくてはなりませんがそうも言っていられないということで、飼い主さんの腕が不自由になって世話ができなくなってしまっている今、なるべく早くそのお宅から出さなくてはかわいそうということで、検討を重ねた結果。一時預かりのMさんが一肌脱いでくれることになりました。
どうしても負担をかけたくなかったのですが、ほんとうにその選択しかなくMさんには申し訳ないと思いながらもお願いしました。そして予約では入っていた仔猫2匹を別のメンバーが預かってくれることになりました。
来年の春になったらまたバトンタッチも有りということで進めることになりました。
24日いよいよ引き取ります。そこで血液検査を始め風邪や口内炎の治療もしてもらいます。
会のお金が底をついた今その治療費もなかなか難しいのでお気持ちのある方のご寄附をお願いします。
左のサイドバーにもリンクを張っていますが
「長野県みらいベース」というところに登録していますので、こちらへの寄付の振り込みをどうぞよろしくお願いします。
この子たちは里親募集はしません。