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切ない現実と助けていただくご寄付・付きでお知らせ有 [保護猫とTNRの子]

先日Amazonの欲しい物リストから嬉しい寄付のごはんが届きましたが、またまた沢山のごはんの寄付が送られてきました。Tさん本当に助かります。ありがとうございました。(*^。^*)

IMG_1239.JPG
大変便利なシステムです。私達のような猫の餌がピンチの時は特に嬉しいです。ご寄付のお金は医療費で全て終わってしまうほどなのですが、ごはんを買うまで余裕がなくほとんどが一時預かりさんに立て替えてもらってあるいは自腹でと負担も大きいです。
そんなことからメンバーがこのシステムに頼ってはと提案、さっそく送って頂き大助かりです。
TNRした子や、預かりっこの食欲に分配して使わせていただいています。

サブブログの右サイドバーからも入れますがここに今回はリンクを貼っておきます。
欲しい物リスト

なぜ必要になったか、またその子達の切ない現状を今から書いておきます。

私が15年ほど前に活動を始める少し前に犬の散歩で知り合ったおじさんがいました。毎日同じ時間に車で来て、こっそりご飯あげてさっと帰える感じでした。
何だか気になったので、思い切って声をかけて見ました。
「毎日の餌やりご苦労様です」そのおじさんとはその時からのご縁でかかわることになりました。
「ここで餌をやってるんだ、猫達かわいそうだから」とぶっきらぼうでしたが何だか優しい感じもしたので聞いてみると、長野市内のあちこちに餌をやりに行っているとか、仕事の合間に外に出た時に時間を決めて回ってるというのです。車の中は猫の餌でぎっしり埋まってました。
外回りの仕事の傍らとは言え毎日は大変と思い「ありがとうございます。そう言う方がいて猫達も良かった」と言ったら、「餌やっていいの?」というので当たり前だという話から人から餌をもらってる子は自分では餌をとれないからぜひ続けてほしいという話と、出来たら不妊化手術をしてほしい事も伝えました。「そしたら堂々とできるから」とTNRの説明を簡単にしておきました。
おじさんすごく笑顔になって、「やっていいんだね」と嬉しそうでした。
私はそれからおじさんの事をレスキューのおじさんと呼んで川に捨てられていた子達や空き家で生まれたという子や、仔猫がいて困るというお宅の猫を引き取って里親募集するという事をそれとなく始めました。おじさんはいろんな人から誤解されて、勝手に餌をやると言って怒られて喧嘩してたようですが、自腹で手術をしたり、餌を買って与えるためかなりの借金人生になってしまったようです。
でも止めなかった。「○○さんにえさやってもいいんだと言われて俺は元気なってさ、エサやりを堂々とできるようになったんだ」と最近になって聞きました。

そのおじさんが・・・・「俺さぁ、命が無くなるんだよ」と電話が来たのが去年の12月でした。何のことか分からず聞き返すと・・・・癌になって余命宣告されたと言って電話の向こうで泣いていました。
「死ぬことは覚悟だからさ、俺気にしないけど、猫達の事考えたらかわいそうで・・・これからちびたちごはんどうすりゃいい」というのです。
そう言われても・・・・私だってどうすれば・・・・「○○さんと出会ったあの頃に戻りたいや」というので言葉も出ませんでしたが、何とか何とかしてあげたいという気持ちでした。

私の住む近所の餌やりだけでもと思い、メンバーが同行して写真を撮って来てくれましたのでその場所の知り合いに声かけて頼んでみました。毎日でなくても3日に一回程度で良いのでとお願いしたところ、2か所のお二人はすぐにOKしてくれました。「ご飯をあげる人確保したからね」と後日電話で伝えましたがその後松本の大きな病院へ行って治療ができないか相談してくるというのが最後でした。
家まで来てあいさつしてくれたのが1月21日、余命の宣告はもうわずか、本当にそれが最後の別れのあいさつになってしまいました。・・その後電話は通じなくなって留守電になっていたので、こちらの様子は留守電に入れておきました。近所の2か所の猫達にはもともとその場所のご近所の方が餌をやっている、という情報も有り、保健所の担当の方と話したり、OKしてくれた方達とも話して、ご飯はその方たちに任せましょうという話になりました。週一回ですがそこを見に行くと、同じ時間帯にいつも猫達はご飯をもらった後らしく日向ぼっこをして毛づくろいをしている姿も見られたので、もう大丈夫という事を留守電に入れておきました。

ただし‥‥困った事が有りました。実はメンバーが同行して写真を送ってきたのが他にもあったのです。市内の山の中3か所です。
そんなに遠くはない山の中ですがどうも遺棄された子達のようで皆てんでんばらばらの場所にいますが人懐っこく良く慣れている子達とのことどう考えても、何かの理由で捨てられたか最近まで飼われていた子達だと思いました。猫が一匹でポツンとそんなところにいるわけもなく、人間に慣れているという事から推測できました。

名前もついていて、ご飯をあげるついでに顔を拭いたり目薬さしたり、抱っこできる子もいます。
おじさんが言うには「この子達が一番可哀そうで気になる子達」とのことでした。
確かに周りは木々が生い茂り、夏場は隠れるところもあるのですが、今の時期は何ともさみしい所
う~~~ん困りました。ここへ毎日または3日に一回程度という事でご飯をあげに来れないです。
メンバーは何とか仕事へ行く前か帰りに行くと言ってくれたのですが、いくら何でもその負担は大きいです。保健所が言うにはその場所での餌やりさんもいるのではないか?とのこと、こちらも早速気になる方がいたので問い合わせてみました。
もしかしたら、餌をやるグループというか個人の方達ですが、時折または不定期にやっているかもしれないという情報を得ました。
そうは言っても確認しなくてはいけないので、またメンバーに偵察に向かってもらいました。
一か所は餌の形跡もなく後日分かった事ですがタヌキの死骸もあったようです。
ただもう一か所にはご飯が確かに有って人が来た形跡もあったとのこと、それなら‥‥と決心しました。
今私たちの会は非常に熱心で猫愛が強い方ばかりです。手いっぱいでは有りますが徐々に里親さんに譲渡されています。そこで相談してみました。
捕獲・不妊化手術・里親募集、いろいろ考えてその方向でやることにしました。
ただし、成猫であり、ウイルスチェックの結果陽性反応が有れば引き取りはしないでTNRにする事、陰性の場合のみ里親募集しましょうという事で意見が一致しました。

猫達は全部で5匹います。
おじさんは3匹と言っていましたが、知っていたのか、知らなかったのか、後から遺棄された?可能性も有りますが、予定はクロちゃん・ちびちゃん・とらちゃんの3匹でした。そこへ加わったのがキジトラ・シャム系の子です。
皆2~3歳とのこと、まず最初に保護出来たのがちびちゃんというサビ猫です。
笹藪のちびちゃん.jpg

この子はウィルスチェックは陰性でした。駆虫と手術の有無を見てもらった結果、避妊は済んでいるとのこと、診察も非常におとなしく、獣医さんにも譲渡できる子と言ってもらえたとのことで、先ずはやれやれ、一時預かりのSさんの家にお願いしました。

次のターゲットはクロちゃん、猫風邪を引いているらしいという事で早めに捕獲したいところでした。
クロちゃん傘の下でご飯中SNS用.jpg

この場所は駐車場があるところから近いので、このように傘を設置してご飯も入れ物に入れて片付けもしているようでした。
おじさんが入院した後の2月11日改めて見に行くとこんな光景が~~~キジトラが増えてる。前からいたのかその前に言った後に遺棄されたのかこのキジトラも人懐っこい子だとのことでした。
島田さん入院後の2月11日キジトラ・トリミング.jpg

捕獲後もいくらかシャーは出た物のおとなしく人なれが出来ているようなので里親募集となります。
昨日捕獲して検査したところ2匹ともメスと分かりました。残念なことにクロちゃんはエイズが陽性でしたので避妊手術後にTNRという事になりました。
写真を拡大してよくよく見たのですが耳カットが無いため多分していないかな?

この後から分かった子シャムっぽい毛柄で目がブルーの子
後から来たシャムちゃん.jpg

この子もメス・エイズが陽性でしたのでTNRとなります。
昨日の捕獲直前の写真です。
捕獲直前のシャムとキジ2.jpg

困ったのはとらちゃん
島田さん入院後の2月11日とらちゃん2.jpg

何回か試みましたが姿が見えなかったり、警戒心が強い事から捕獲器に入らない、まだまだ寒い山の中
獣も多くいるらしいので、猫風邪も心配です。
ですが無理は人間にも猫にも良くないので一旦断念間を開けて再挑戦します。

実は本日はいつも手術をお願いしている所の手術日なので全部そろって手術をと思ってましたが、仕方ありません

駆虫と血液検査は済ませましたので、今日は不妊化手術とTNRの子達の耳カットTNTAするこのワクチンなどお願いして有ります。

そして肝心の事ですが・・・・・餌場の方傘の設置のある所に貼り紙をしてもらいました。
ここで餌をやっている方へという事でメッセージです。
ご飯をあげに来て猫達がいないとなると、餌をやらなくなってしまう可能性があるため、手術や検査のため一時的に保護しているが2匹は戻すのでそ今後もご飯をあげてほしいという事を書いてメンバーが貼ってくれました。
また私は、メールで心当たりの方に同じ趣旨の事をお願いしました。

準備は整ったという事で、さて今後の事です。
キジトラの子と、サビ猫の子の里親募集をします。
またTNRした子達のために時々ですが様子見がてら、私達の会でもご飯をあげに行くという事になりました。またレスキューのおじさんが最後に保護してくれた子達がメンバーの所にいます。りおとだいというキジトラです。

りお君2023 (2).jpeg

だい君2023年.jpeg

この子達にも里親さんが見つかるようにと募集中です。
また、おじさんが人なれさせてずっとご飯をあげててくれていたTNRの子達も今外にいます。
薫蔵の3ニャンズ.jpeg

モカ・メープル・すみれです。この子達にはずっとのごはんが必要なので上記に書いたTさんのような餌の寄付は本当に助かりますしありがたいです。
山へ返すことになる子達にもたまにはあげたいです。
Amazonの欲しい物リストより助けていただけたら嬉しいです。

おじさんには多分もう会う事はないでしょう、でも残された子達の命はつなげたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。m(__)m

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『この度、ご縁がありMINInagano店様で3月4.5日に開催されるイベントにてポストカードの販売と募金箱の設置をして頂けると事になりました。お気軽に、足をお運びください。』
Instagramの方にはMINIさんをタグ付けしてアップ

あの映画「ミニミニ大作戦」1969年作(マイケルケインさん主演の方)でおなじみの自動車MINIの会社、長野市限定ですが、そこで開くイベントに参加させて頂けることになりました。メンバーの御主人の配慮でそうなりました。社長さん、会社の皆さんご協力ありがとうございます。

ポストカード・イベント用.jpeg



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